前回に引き続き、相手別の「暑中見舞い」をご紹介します。
残暑見舞いの時期となってしまいましたが、知っておいて損はありません。
例文を「一般」「友人」「会社(上司)」に分けてみます。
【一般】
暑さ厳しき折柄、皆様にはおかわりございませんでしょうか。
おかげさまで、私ども皆つつがなく暮らしておりますので、ご安心ください。
まだまだ、厳しい暑さが続きそうではございますが、ご自愛のほど、お祈り申し上げます。
【友人】
今年も暑い夏がやってまいりましたね。皆様、いかがお過ごしでしょうか。
いつも、ご無沙汰ばかりしてごめんなさい。最近は忙しくしておりますが、この夏はしっかりと休みを取ろうと思っております。
今年こそ、そちらへお邪魔しようと計画していますので、その節はどうぞよろしくお願い致します。
暑い日が続いていますが、くれぐれもお体に気をつけてください。
【会社(上司など)】
連日の猛暑にもめげず、お変わりなくお過ごしのことと存じます。
平素は何かとお世話になり、ありがとうございます。
おかげさまで私ども皆、つつがなく暮らしておりますのでご安心くださいませ。
まだまだ、厳しい暑さが続きそうではございますが、ご自愛のほど、お祈り申し上げます。
《残暑見舞いの場合》
残暑見舞いでは本文の内容を次のような表現に変えるといいでしょう。
・残暑の候
・夏の疲れが出る頃です
・立秋とは名ばかりのこの暑さ
・残暑ひときわ身にこたえるこのごろ
・相変わらずの暑さが続いております
《ワンポイント》
縦書きと横書きについては、特に決まりはありません。葉書やメッセージカードのデザインに合わせて書きましょう。
悩んだ場合は“縦書きがフォーマル”と考えてよいでしょう。