人の行く、裏に道あり 花の山

NHK放送文化研究所による「国民生活時間調査2015」を読んでみました。
http://www.nhk.or.jp/bunken/research/yoron/20160217_1.html

その中で
「平日に仕事をしている有職者の率(行為者率)は88%で、どの職業でも8割を超える人が働いている。土曜に仕事をしている有職者は55%、日曜は37%である
という記述に目が留まりました。

日曜日でも、仕事を持っているうちの37%の人々が働いている、というのです。

確かにお盆休みでも年末年始でも、新幹線が動いているのは、コンビニで物が買えるのは、働いてくれる人がいるからこその御蔭。クリスマスにケーキが食べられるのも、当たり前の話ですがクリスマスに働いてくれる人がいるからですね。

さて、
私はARTLANDとは別に、首都圏で個人事業を営んでいます。

自営業はいつ働くか、いつ休むのかも自分次第ですが、基本的にはこの言葉を念頭においています。

「人の行く、裏に道あり 花の山」

相場の格言として有名な言葉ですが、元は千利休が発したようです。
本稿では、これを「人が働いている時に休み、人が休んでいる時に働く」と単純に解釈します。

業種にもよるでしょうが、私の場合、3ヶ月先までスケジュールを確定させるようにしています。本日ですと、9月23日(土曜日)までの業務は確定しています。(もちろん突発的な予定にはその都度柔軟に対処します)

そして、休業日に関しては来年、2018年4月までの分を既に決めています。休みを先に決めて、その後で仕事を入れていくという順序です。

休みを決める基準は何か。それが遠出をする旅行であれば、飛行機の運賃、ホテル代。ずばり、これです。

各種運賃が安い時に休む。つまり交通機関の閑散期に休む。これに尽きます。多くの人たちが休む時は、ホテル代も高額になり、旅費も馬鹿にならないのです。そういう時は、仕事をします。

つまり、世の中の逆を行くのです。

旅行などの遠出について言えば、2シーズン先を考えることが、費用の面でも常勝の道です。今の私であれば、12月の休みをどう過ごすか、ということを真剣に考えていたりします。

5月のGWに次のお盆の休みを考えていたのでは遅いのです。5月のGWには秋の予定を、7月には年末年始の予定を、と2シーズン、つまり約半年先の予定を組んでしまえば、最安で行動できるのです。

自動車の運転もそうですが、一台前の車を見ながら運転していると、ハンドルがぐらついてフラフラと左右に振れる走り方になりますが、5台程度先の車を見ながらであれば、アクセル・ブレーキも、先を見越しながらスムーズに運転できます。

生きていくには先の読みとコスト削減・効率化が必須。

「人の行く、裏に道あり 花の山」

仕事もプライベートも、勝機を常にねらっていきたいものです。

アートにゃんこ
生まれつき「あまのじゃく(天邪鬼)」な人っているにゃ。あんまり天邪鬼だと変人扱いされるから、ちょっとへそ曲がりくらいがちょうどいいかにゃ。

この記事を書いた人

アートにゃんこ

2017年に突如生まれた謎の化け猫(?)「ゆるキャラグランプリ2020 ファイナル」に出場間に合わず。ゆるキャラの時代も終わっちまったぜ…。