心にゆとりと余裕を

 

コロナウイルスの影響もあり、世界中の人の生活が危機に陥っています。

日本も政府による緊急事態宣言の発令を受け
多くの会社やお店が休業を余儀なくされ、残念ながら営業が続けられなくなってしまった事業者も増えていると聞きます。

誰も経験したことが無いこのような状況で、仕事はなくなった人、稼ぎが減った人。
どんどん、人々の心が荒んでいっているのがわかります。

 

例えば、SNSを見ていると営業している飲食店を見つけては写真をアップし店名を公開して、自粛をしていないこと広めて叩こうとする人たちも頻繁に見かけます。

先日、自宅近くのドラッグストアで店員さんに、マスクが売り切れていることに嫌味を言うお客さんもみかけました。

ニュースを見れば、外出自粛によってネットでの買い物が大幅に増えたことにより、多忙の宅配業者が休みなく荷物を届けているそうです。
それにも関わらず、荷物受け渡しの際にウイルスに過敏になっているお客さんからぞんざいな対応をされることもある、と。

 

人それぞれ状況が違うので、一概には言えませんが
こういうときこそ、何か楽しいことや、この危機が過ぎ去ったあとの楽しみを考えるべきであり
それをエネルギーに変えてこそ、乗り越えられるものです。
ネガティブ思考によって良い影響は何一つありません。

こんなことを言うと、簡単に言うなと、それほど大変な目にあっていないからだ、と思われるかもしれません。

確かに、私が住んでいる熊本県は、東京や大阪などに比べたら感染者数は少ないですし
私自身、仕事を失くしたわけでもありません。

しかし、4年前に熊本地震を経験しています。
あの時も今回と同じようなことが起こっていました。あるいは、もっと大変で酷かったとさえ思います。
大勢の人が職を失い、今日食べるものに困っていました。
私達の会社も存続の危機に陥りました。

しかし、乗り越えるものです。

自分が味わっている辛さ、理不尽な思いは誰かを攻撃することで晴らせるものでもありませんし、それによって自分の心が満たされることもありません。

まして、自分だけでなく世界中の人が同じような状況なのです。
自分だけが辛い、苦しいではありません。

 

心に余裕がないと防衛本能的に、誰か何かに敵意を向けがちです。
ゆとりを持って毎日を過ごせるような状況でないことも理解していますが
その上でなお余裕を持てればこれから先、何が起きても大丈夫な心持ちでいられるはずです。

この記事を書いた人

M.Sugimoto

artbizのサービスチーフ。幾多のアルバイト武者修行の経験があり、話題をふれば「あー、あの業界はですね」と現場の裏側を大体知っている。次から次へとやってくる業務に押しつぶされそうになりながらも、日々artbizのサービスとお客様対応の品質向上に熱意を注いでいる。NBA(プロバスケ)観戦が趣味と。