私的幸福論

今、何となく辛い、もっと幸せになりたい・・・と思いつつも
具体的に何をすれば幸せになれるのかわからない、という人も多いでしょう。

幸せを感じる最大の瞬間とは、夢や願いを叶えつつあるときと、叶った願いに思いを巡らせるときです。

「叶えたい夢や願いがない」という人をよく見かけます。
何かないの?と聞いても、「特に・・・・」という返事。
夢や願いが無い人間なんていません。
口では無いと言っても、心にはちゃんとあるものです。
ただそれを、お金や時間が無いなどの理由をつけて叶えることは無理だと判断しているだけなのです。

「難しい資格を取得して憧れの仕事に就く」という野心的な願いでも良いですし
「美味しいものを食べ歩く」という素朴な願いでもかまいません。
どんな願いであれ、「今はその達成に向かう時間なのだ」と自覚することで、この一瞬の幸福度は増すのです。
しかし、幸せになるために、条件を付けてしまう人がほとんどです。
例えば、「結婚できたら」「お金ができたら」「欲しいものが手に入ったら」幸せになれるはず・・・と思っていませんか?
その考え方では、その条件が満たされていない現在は「不幸」ということになってしまいます。

現状を「不幸」だと感じていて、それを変えたいと思うのなら幸せに条件をつけることをやめましょう。
条件を満たせていない自分は不幸だ、と悩み苦しむ時間があるという事は、それだけ時間に余裕があるという事でもあるのです。
その時間を使って不幸だと感じる暇がないくらい、目標に向けて忙しく活動してください。

叶えたい目標は、自分が一番ワクワクできることにしましょう。
「勉強は嫌いだけど、大学受験のために我慢して頑張る」というのは、正しい目標ではないのです。

「大学に入りたい」と願う人は、受験に通過することがゴールではなく、その先のキャンパスライフや卒業後の進路が目的のはずです。
ワクワクするような想像を、「新たな友人や、恋人」や「卒業後に念願の職業に就いてバリバリ仕事をしている自分」を思い描いて、それを目標にしましょう。

たまに成功者の体験談を見かけます。
「エアコンのない四畳一間に住み、生活費を稼ぐために掛け持ちでバイトをしながら、寝る間を惜しんで勉強する日が二年続いた」というような話を。

これを聞いて「その状況に耐えられるような特別な人だから成功できたんだ」と思うのは大きな間違いです。

客観的には過酷と思える状況でも、本人にとっては夢への階段を上っている最中です。
前述した、「条件を満たせない事を不幸だ」と嘆く時間を、夢の為に使っている人間なのです。
それは本人にとってはとても幸せで贅沢な時間となります。
幸せになりたいのならば、今この瞬間を夢へと向かう時間にしましょう。

この記事を書いた人

M.Sugimoto

artbizのサービスチーフ。幾多のアルバイト武者修行の経験があり、話題をふれば「あー、あの業界はですね」と現場の裏側を大体知っている。次から次へとやってくる業務に押しつぶされそうになりながらも、日々artbizのサービスとお客様対応の品質向上に熱意を注いでいる。NBA(プロバスケ)観戦が趣味と。