会話を楽しむコツ(2)

~ダイレクトコミュニケーションズ vol.5~

会話を楽しむコツ・5項目のうち、前回の<5W1H>に続いて、今回は<オウム返し><話題の提供>の2項目についてお伝えします。

<オウム返し>
会話では「聞き上手」になること(傾聴/けいちょう)が大事なことは以前もご紹介しましたが、一歩話を進めて「オウム返し」というものがあります。相手の言葉をそのまま拾って返す「基本のオウム返し」や、相手の話をある程度まとめたり、同じ内容の話を別の表現で返す「言い換えのオウム返し」があります。

慣れてきたら「事柄」よりも「感情」を拾うようにしましょう。例えば、「昨晩は7時から親戚が来て、久しぶりに皆で夕食を摂ったのです。食事がとても美味しかったです」という話の場合、「皆で集まったのですね」(事柄)、「美味しかったのですね」(感情)といったように返してあげます。

このような反応をすることで、相手には「自分の話をちゃんと聞いてくれている」「共感してくれている」と思ってもらえます。これは、クレームの対応の基本とも言われていますので、是非ご活用ください。

<話題の提供>
話題をいくつも提供することも大きなポイントです。

もし、相手が口数の少ない人であったり、反応が薄い人であった場合、自分の話に「なぜ」「どのように」などの5W1Hを加えて話してみると良いでしょう。

趣味の話をするならば「私は読書が趣味です」と話すだけではなく、「読書が趣味で、ミステリーをよく読みます。特に東野圭吾さんが好きで、新刊本は必ず買って読みます」という風に、自ら話を広げていきます。すると相手が話に入りやすくなり、話題をいくつも提供できて会話も広がるでしょう。

この記事を書いた人

M.Matsushima