ことばの表現を意識する

~言葉づかいを磨いて会話美人に~

よいコミュニケーションは、よい言葉から。

初めてのコラムは、社会において始まりの時期にふさわしい、働く人、雇う人、それぞれに重要な言葉づかいを磨いていくコツや、敬語の使い方について、前職にて新入社員を対象に研修しました内容をシリーズで書かせていただきたいと思います。

今回は『ことばの表現を意識する』。

言葉づかいと言っても大切なのは、心です。
いくら「~でございます」と丁寧に言っても、“つっけんどん”な言い方ならば、それは冷たい言葉として響きます。でも、たとえ少々言い回しが間違っていても、思いやりに満ちた言葉ならば、相手の心に温かく届くものになるでしょう。

言葉以前に、相手にどのような心を向けるのか、その気づかいや姿勢を見つめ直す余裕というものが、良い言葉づかいを生むものです。確かに、言葉は情報です。しかし、単に意味が通じればよいものでもありません。

“お互いに気持ちよく言葉を交わすことができるように” ・・・最近、そういう気持ちすら持たず、ぞんざいな言い方をしても全く悪びれる様子もない人を見かけますが、それはとても悲しいことです。

言葉づかいの配慮は、相手を思いやる気づかいの反映として生まれます。言葉は「カタチ」ですが、心づかいとしての「カタチ」が重要なのです。

適切な言葉づかいができる「会話美人」になるためには、やはり、努力の積み重ねが必要です。その第一歩は、言葉づかいに対して意識的になること。自分はもちろんのこと、他人の言葉づかい、書物やメディアに出てくる言葉の表現も意識することです。そして、人との言葉のやり取りの中から大いに学び、改善するべきは改善し、分からないことは辞書で調べるなどをして、言葉づかいを磨いていきましょう

次回からは、磨き方の基本を紹介していきたいと思います。

この記事を書いた人

M.Matsushima