このタイトル、聞いたことのあるフレーズですね。
「仕事が遊びで、遊びが仕事」
エイベックス創業者の松浦勝人さんのことばでした。
さて、
自営業者にとっては、仕事とプライベートの区別が無いことが多いですよね。
一般的に雇用されている人にとっては
「仕事」と「プライベート」は別という価値観が多いようですが、
ここには、仕事は与えられるもの、苦行であるもの、
小学校や中学校の時間割で縛られているような感覚が前提にあるように思います。
経営者は基本的に自営業者の感覚ですね。
この感覚を雇用されている人に押しつけてしまうと「24時間働けというのか。ブラックだ!」となってしまうのかもしれません。
これが雇用する側と雇用される側の永遠に埋まらない溝でしょう。
仕事とプライベートの区別が無いというのは、異なる立場からすれば仕事の奴隷のようにしか見えないでしょうが、
たまたま訪れた店で食事の盛り付けから次の仕事のヒントを得たりと、細かなことを含めて仕事を充実させようと創意工夫で頭フル回転の真っ只中に常にいるのですね。
そして、仕事をクリエイトしながら、金銭的なものを含めて自身の満足とか幸福感、達成感、他人から認められている感といったものを得ているのだと思います。つまり仕事と人生が同化しているのです。
仕事の充実は自身の充実であり、会社の成長は自分自身そのものの成長に直結している、と。
こういった「分離」でない「同化」の精神をもった人材、
ベンチャースピリットのある人材が一人でも世の中に羽ばたいていけば、それが国の活力にそのまま反映されていきます。
反対に言えばそういう人材、つまり自立(自律)できる真の独立人が増えていかないと国は滅びます。