戦国大名であった島津忠良公が著した「いろは歌」はその後幕末にかけて薩摩藩における教育の土台となりました。
その、いろは歌の【ほ】の章を読んでみましょう。
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【ほ】ほとけ神(がみ)他(た)にましまさず人よりも 心に恥ぢよ天地よく知る
~神も仏も自分自身の心のありようと同じものである。他人よりも自分の良心に恥じよ。他人が知らないと思って恥知らずになってはいけない。天地神仏は全てのことを見通している。良心を恐れよ。
※出典:「西郷どんと薩摩士風」(西郷隆盛公奉賛会)
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仕事の場で「これはマズイだろう」と思いながらも「えーい、やってしまえ」と強引に事を推し進めたことはありませんか?
これ、大体あとになって後悔するパターンです。
「良心」というのは人それぞれによって異なる価値観ではありますが、少なくとも自分の良心に背くと、あとで必ずしっぺ返しを喰らうことになります。良心がとがめることは、すべきでないのです。
今週も、天地に向かって恥じない自分でいたいですね。