ゲストが真面目な話をしていると、おちゃらけたり、はぐらかしたりして話の腰を折る。
ゲストがふざけた話をしていると、真面目な話をして場を鎮め、自分に注目させる。
ビートたけし氏の話術です。
他人と正反対の行動をとることによって、その場を自分のペースに持ち込ませてしまうのですね。
こうしてトーク番組でも、ビートたけし氏「中心」の番組になっていきます。
これが模範になるかどうかは別として、
周りが静かな時は、場を荒らす。周りが動いている時は、静かに場の流れを止める。
天性のボスですね。
ビートたけし氏の過去の著作では
「大馬鹿が出来るから対極にある大真面目が出来る」「汚いものを知っているから美しいものの価値が分かる」
という「振り子理論」が度々出てきますが、
こうした話術も「振り子理論」のうちなのでしょうか。
アートにゃんこ
テレビだからいいけど、日常にみんなと会話する時にこれやってしまうと・・・場が冷める危険もあるにゃ。