ファミレスといえば、デニーズ、ガスト、サイゼリヤ、ロイヤルホストといった所でしょうか。
この、ファミリーレストランことファミレスが出店している地域と出店していない地域というものがあります。
都市部でファミレスが出店している地域は、すき家などチェーン展開している飲食店も多く出店しているはずです。
反対に、都市部でファミレスが出店していない地域は個人で営業しているような「こだわり」の店が多かったりします。
つまり、ここで結論です。
◎ファミレスが多く出店している地域では、客は無難に低価格の商品を求める志向があるため、薄利多売の考え方で敷居を低くした商売をする。
◎ファミレスが出店しづらい地域は、ターゲティングを明確にして、多少敷居が高くても高価格帯で「こだわり」の店で勝負できる可能性がある。
極端な話ですが、以上が「来店型」商売の出店戦略です。
郊外のファミレス(夢庵やポポラマーマ、ココスなどもそうですね)が出店しやすいエリアに店主こだわりの単独店を出店しても、よほどのファンを獲得しない限り高い確率で失敗します。
これがエリア傾向というもので、その土地に住む人たちが、その土地にどのようなサービス・商売を求めているのか、というニーズを把握しないことには、自分の想いを突っ走らせるだけでは飲食業に関わらず「来店型店舗」の商売は上手くはいかないということです。