メールの返信は一往復半で

プライベートではLINEやFacebookのメッセンジャー機能を使って
メッセージをやり取りすることが多くなりましたが、

ビジネスにおいてはメールの利用が主流です。
これは今後も変わることが無いでしょう。

メールの送り方については【一往復半】が基本とされています。

LINEやFacebookでは相手が読んだかどうかを示す「既読」マークが自動表示されますが、
電子メールでは相手に届いたのかどうか、読まれているのかどうかが送信者側には分かりません。

そこで受信者は「確認したよ」という旨の返信をするのです。
更に、最初に送信した側は確認してもらったことに対する「お礼」を必ず述べます。

例えば
Aさん→Bさん「○○の件ですが、△△の購入で大丈夫でしょうか」
Bさん→Aさん「それで大丈夫。進めてください」
Aさん→Bさん「確認感謝します」
といった流れが【一往復半】というものです。

これに加えて、基本的に【目下の者のメールで終わる】ということも大切なマナーです。

Cさんが上司、Dさんが部下だとしましょう。

Cさん→Dさん「○○の件、△△の購入で進めて下さい」
Dさん→Cさん「承知しました。△△の購入で進めます」
Cさん→Dさん「OK。よろしく」
Dさん→Cさん「こちらこそよろしくお願いします」

という風に、目下であるDさんのメールで打ち止めになるようにします。
Dさんは面倒でも、そうしなければなりません。

これはお店と顧客の間のメールも同様です。
顧客からお店に問合せの連絡が届いた時、どのような場合でも必ずお店から発信するメールが最後になるようにします。

例えば
顧客→お店「○○のリクエストをお願いします」
お店→顧客「□様、承知しました。○○のリクエストを承りました」
顧客→お店「よろしくお願いします」

ここでお店はメールを終えてはなりません。

お店→顧客「こちらこそ、今後もご愛顧をお願いします」

と、時には延々と「よろしく」「こちらこそ」「よろしく」「こちらこそ」といった返信がフェイドアウトのように延々と続く場合も起こり得ますが、それでもお店側が最後になるように返信をしなければなりません

これらは商売の鉄則(ビジネスマナー)として、従業員で共有しておきたいものです。
このような一見、重箱の隅を突くような細かい気配り、この積み重ねが「信用」を生むのです。

この記事を書いた人

アートにゃんこ

2017年に突如生まれた謎の化け猫(?)「ゆるキャラグランプリ2020 ファイナル」に出場間に合わず。ゆるキャラの時代も終わっちまったぜ…。