要点を述べるのが至誠

「地方から手紙がくるが、至誠のある手紙は少ない。自分の真心を述べ要点を述べるのが至誠であり、真の誠の手紙である。前口上に力を入れるごときはつまらぬ。どうかして上手に綺麗に書こうと思い、要点がわかりにくいことも慈悲の無いことだ」
出典:「廣池千九郎語録」(財団法人モラロジー研究所・編)

モラロジー研究所の創始者、廣池千九郎のことばです。

自分の伝えたいことを漏れなく盛り込んでしまうと、相手にとっては要点が把握されにくく、混乱を与えてしまうかもしれません。

心の無い形式的なことばは極力廃し、要点を明確に示していくことが相手への最大の誠意だということ。
相手にとって最も便利のよい形を提供することを心掛けるのが大切です。

この記事を書いた人

アートにゃんこ

2017年に突如生まれた謎の化け猫(?)「ゆるキャラグランプリ2020 ファイナル」に出場間に合わず。ゆるキャラの時代も終わっちまったぜ…。