組織を成功させる「突進型」と「調整型」の人材

会社でも団体でも個人事業でも、組織を前進させる力は2種類あって、
それは「突進型」と「調整型」に分かれます。

トップは基本的に「突進型」ナンバー2は基本的に「調整型」です。
あなたはどちらのタイプでしょうか?

トップの「突進型」は、明るく、あまり細かいことにこだわらずに物事を前へ前へと推し進めていきます。タイミングを逃さず、今だ!と思ったときに戦いを仕掛けます。

しかし、「突進型」は周囲をじっくり観察して動くことをしないので、時に周囲に迷惑をかけることもあります。人間の心理を度外視して、自分の想いに向かって突っ走ります。だからこそ、結果を生み出す突破力が発生するのです。

そして、「突進型」だけでは世の中に波風を起こして、地盤が波打ったままになるため、ナンバー2の「調整型」の人材が必要になります。突進型が「肉食系」であれば、調整型は「草食系」です。

前しか視界が見えない肉食系と異なり、草食系は周囲の動きをジッと観察しながらジワリジワリと石橋を叩いて進んでいきます。ここで調整型の価値が出るのです。波打った地面をじっくり平らに舗装しながら進んでいきますから、「突進型」が開拓した新しい世界を「調整型」が確実に事業として成立させていきます

「調整型」だけの人材しかいない場合、突破する力に欠けるため、話の内容や行動の理念は正しくても、前進する迫力に欠けます。なので、資金繰りに行き詰ったり、考え過ぎて思い切った行動に出ることが出来なかったり、と後ろ向きの気持ちになって破滅してしまうこともあります。

「突進型」だけでも破滅しますが、「調整型」だけでも上手くいきません。

つまり、ひとつの組織が成立するにはトップの「突進力」とナンバー2の「調整型」のセットが極めて重要なのです。

明るく前向きな「突進型」と、みんなの気持ちを読み解きながらじっくり石橋を叩く「調整型」。
組織であれば役割分担、個人事業主であれば、この2つの性格を自分のなかに自覚しなければなりません。

この記事を書いた人

アートにゃんこ

2017年に突如生まれた謎の化け猫(?)「ゆるキャラグランプリ2020 ファイナル」に出場間に合わず。ゆるキャラの時代も終わっちまったぜ…。